「ドバイ移住したいけど、ビザってどうやったら手に入るんだろう?」
「そもそもビザってなんなんですか?」といった初歩的な質問から、
「どうなったらビザ取れたって言えるの?」「ビザ取得のゴールはどこ?」「取得後に気をつけなければいけないことは?」
ドバイ移住するには、ビザの取得が必須ですが、仕組みを理解せずに取得すると、移住に失敗する可能性があるでしょう。
そこで本記事では、ドバイ移住のビザ取得方法、ビザの種類、取得時に気をつけないといけないこと、などの疑問を紐解いていきます。この記事を読むと、ビザの全貌がイメージできるため、あのビザ取っておいておけばよかった、あんな落とし穴があるなんて知らなかったなど、移住に失敗しにくくなります。ドバイ移住には多額の費用を要します。移住してから後悔したくない方は、最後までお読みください。
私の会社では、プロフェッショナルなビザサポートを提供しておりますので、気になった方は最後まで読んで、LINEからお問合お願いします。
- そろそもビザって何?
- UAE・ドバイのビザの取得方法
- 取得時に気をつけないといけない点
- 取得後の維持条件は?
- 当社のサポート内容
そろそもビザって何?
ビザとは在留許可証(レジデンスビザ)と訳されるケースが正しく、場合によっては、観光者のための入国ビザのことを言うケースが多いです。意味合いとしては、許可証に書かれた期間や条件で、その国に滞在し続けていいよとお墨付きをもらったものとなります。
では、レジデンスビザとワーキングビザは同じですか?という質問もでてきますが、こちらは、許可証としては同じものでして、そこに、会社名、肩書などの勤務情報が記載があるものがワーキングビザ(就労ビザ)とも呼ばれたりします。一方、ファミリービザ(家族ビザ)もあり、これは就労が認められていないため、就労ビザとは区別しますが、その国に滞在ができるビザのことと言えるでしょう。
なので、ビザ自体は、在留許可証で、ビザの取得方法がそれぞれあると思っていただければわかりやすいですね。
以前は、このように、パスポートに貼られていました。
ここ1年くらいでルールが変わり、デジタル化の一貫として、ビザは現在電子版のみとなっております。
こちらに記載されている情報は、
- UID番号
- File番号
- 発行首長国
- パスポート番号
- 名前
- 職業・肩書
- スポンサー
- 発行日
- 有効期限
- 顔写真
となっており、スポンサーは就労ビザであれば、会社名であり、家族ビザであれば、旦那様やお父様の名前となっています。ゴールデンビザの場合は、セルフスポンサーとなっていたりします。これらの情報が、日本で言うマイナンバーであるEmirate ID(エミレーツID)に集約されているのですね。
UIDとは、Unified Identity Numberの略で、統一ID番号と訳されアラブ首長国連邦(UAE)のすべての居住者と企業に割り当てられる任意の8~10桁の番号です。これは、在留・外務総局(GDRFA)と連邦身分・市民権庁(ICA)によって発行されます。
UAEビザのファイル番号とは何ですか?UAEビザファイル番号は、しばしばユニークビザシリアルナンバーと呼ばれ、アラブ首長国連邦によって発行された各ビザに割り当てられた特徴的な英数字のコードです。この数字による識別は、国外居住者の出入国手続きおよび書類作成手続きにおいて重要な役割を果たします。
UAE・ドバイのビザの取得方法
ビザの種類
ビザの種類については、こちらに記事を書いてますので、こちらの記事を参考にしてください。
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UAE・ドバイのビザの取得方法
ここでは、UAE・ドバイのビザの取得方法と必要条件を説明します。
UAE・ドバイのビザの取得のためには、大前提、スポンサー(身元引受人)が必要となります。
- 就労ビザの場合、有効なライセンスを保持した会社
- 家族ビザの場合、有効なビザを保持した旦那様、奥様、お父様、お母様のうちのどなたか
- フリーランスビザの場合、ご自身
- ゴールデンビザの場合、ご自身
- リタイヤメントビザの場合、ご自身
その関係性を説明する特別な書類が必要になります。
- 就労ビザの場合、その会社との労働契約書(給与、休暇、雇用条件を記載したもの)
- 家族ビザの場合、戸籍謄本や婚姻証明、出生証明などの書類(UAE大使館認証が必要)
- フリーランスビザの場合、フリーランスパーミット。
- ゴールデンビザの場合、ゴールデンビザ取得要件を満たす様々な書類。
- リタイヤメントビザの場合、不動産権利証書
スポンサーがいることと、これらの特別な書類に加え、一般的な下記の情報書類が必要になります。
- 有効なパスポート
- 顔写真データ
- 宗教名
- 学歴
- 試用期間
- 退職通知期間
- 年次有給休暇
- 労働時間
- 月給
- 肩書
UAE・ドバイのビザの取得ステップ
ここでは、UAE・ドバイで一般的な就労ビザ取得のステップを説明します。
まず申請時に気をつけることとして、UAE国内で申請するのか、UAE国外で申請するのか?の2点を決めます。UAE国内で申請する場合、現在約1,500~1,600AEDの追加費用と追加約2~3日の日数がかかります。
このプロセス全体で、簡単にいうと、だいたい3週間~5週間ほどかかります。
これらはドバイやアブダビなどの他の首長国独自のシステムではなく、UAE共通の連邦政府当局が対応しているため、基本的にサービスはそこまで早くありません。
UAEで申請者がやっていただかないといけないことは、メディカルチェックに行って、血液検査と胸部X線を受けます。HIVや肝炎、梅毒などの感染症のチェックをしていると言われています。日本人で基本的に引っかかる人はほぼおりませんが、一度だけ肝炎の疑いがあり、追加試験を求められた人がおりました。そのときは、1週間試験を受けに、田舎の病院まで毎日訪問しました。
メディカルチェックに通過すると、以下のようなFITという書類をもらいます。
メディカルと同時に訪問しないといけないのが、エミレーツIDのための、指紋認証登録です。こちらは、Federal Authority For Identity, Citizenship, Customs & Port Security (ICP)という連邦機関で、日本語でUAE連邦身分・市民権・税関・港湾保安局といいます。こちらを訪問し、Emirates IDの指紋認証登録を行います。これ以降、あなたの指紋は、UAE当局に登録されてしまうことになります。UAEの人口は外国人が9割で、出稼ぎ外国人の犯罪が少なく、治安がいいのは、こうした管理が少なからず影響を与えています。
メディカルとエミレーツIDが終わると、一部のフリーゾーンでは、健康保険に加入し、健康保険証を提出します。健康保険証の提出が不要なメインランドやフリーゾーンでは、そのままUAE・ドバイの在留ビザの発行とエミレーツIDの印刷、配送の手続きに移り、はれて実物を受け取れたら、ついにUAE・ドバイの住人となります。
取得時に気をつけないといけない点
ビザの取得に関しては、気をつけないといけないことがあります。
移民局が絡むため、割と細かなルールが存在してますので、申請時は気をつけてくださいね。
注意事項1:ビザ取得までの入国は、ビザ取得まで出国できない。
ビザ取得のための入国で、長くUAEに滞在されるのであれば、いいものの、今までのケースで言うと、国外に出国したがる人が多いです。なので、この期間は、ビザ取得までUAE国外に出国することができない、してしまうと、再申請で費用と滞在が再度必要になると覚えておいてください。
注意事項2:UAE国外申請で申請したのに、E-VISA発行前にUAE入国しちゃうと、UAE国内申請となり、追加費用がかかる。
こちらも、注意事項1に続いて、あるあるですね。
UAE・ドバイのビザ申請には、UAE国内申請・UAE国外申請という区分があります。申請者が申請時どこにいるのか?によって、申請方法や手順が少しことなります。
自分がどちらで申請したのかを覚えておくことと、あまりきつきつのスケジュールを立て、予定外のことをすると、変更が起きて、余計に時間がかかってしまうこととなります。余裕をもって、E-VISAを取得し、そこから航空券の手配をするようにしてくださいね。
注意事項3:エミレーツIDの訪問は予約制
予約制になっているので、ちょっと早めにその時間に指定された当局を訪問するようにしましょう。場所によりけりですが、5分でも送れて訪問すると、その時間内での受付をしてくれないところも実際にありました。その場合、再予約が必要となり、再度訪問する必要があります。場合によっては、待っているように言われ、空いたスロット枠で対応してくれるケースもあるので、交渉してみてください。
注意事項4:ビザの期限が切れたからといって勝手にキャンセルされない
一度在留ビザを取得して、ビザを更新しないからといって、自動的にビザがキャンセルされるわけでは有りません。あなたの情報は移民局にデータがありますので、キャンセルせずに、UAEと無関係の人となってしまうことは非常に危険です。罰金が課され続け蓄積してしまうこともありえますし、次回のUAE入国時に入国審査で別部屋に連れて行かれて、トラブルのもとになります。君子、危うきに近寄らずといいますが、海外での抑えられるリスクは、ゼロにできるようにしていきましょう。
以下の費用が請求される可能性があるので、気をつけてくださいね。
●UAE出国時の出国許可(Exit permit)費:AED200
●1日毎にAED50が加算
取得後の維持条件は?
不動産1,000,000AED(約4,000万円)でのゴールデンビザ保持者を除いて、UAEのビザは180日に一度入国が必要です。それを超えた場合、30日毎に100AEDの罰金の支払いが必要です。また、180日以上国外滞在による入国許可申請には正当な理由が必要と言われています。
- 国外から申請書を提出する
- 国外滞在180日後にリクエストを申請する
- 180日を超えて国外にいることを正当化する正当な理由を提供する
- 30 日以内の国外滞在ごとに 100 ディルハムの罰金を支払う。
- 申請が承認された場合、申請者は承認日から30日以内に入国必須。
当社のサポート内容
ここまでビザのプロセスを見てきました。経験しないとわからないようなことが多くあることにお気づきでしょう。私の会社では、日本人スタッフが当局訪問も同行し、スムーズで日本品質のサポートをお手伝いしております。また、お急ぎのお客様には、大きな声では言えませんが、VVIP(超重要人物対応)によるエミレーツID取得までの納期短縮サービスも提供しています。また、取得後も、いろいろとわからない点の無料アドバイザリーサービスもご提供しています。ぜひ、お気軽にお申し込みください。まずはLINE登録よろしくお願いします。
当社は、日本人6名おり、会社設立・ビザ・法人銀行口座専任のカスタマーサービススタッフをご用意しております。安心してご依頼下さい。
ご興味ある場合は、30分の無料相談をご利用頂けます。
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番外編:観光客のビザは?
日本人パスポート保有者は、事前ビザなしで、UAEの30日オンアライバルビザが空港で手に入ります。10日間の出国猶予期間が付与されています。
•空港で無料のアライバルビザが自動取得。
•入国スタンプの日付を含め、30日滞在可能、無料。
希望者には30日追加延長が可能です。その場合、最大滞在可能日数は60日となります。
•オンアライバルビザは30日間延長することが可能。
•10日間の出国猶予期間(Grace Period)が自動付与。
•出国猶予期間(Grace Period) 内に申請が必要。
•必要書類:パスポートコピー、入国スタンプの写真
•ペナルティーは、200AED+オーバーステイ日数x100AED
・現状これ以上の延長はできないため、60日以内に出国、再入国すれば、再度30日のアライバルビザが取得できます。
延長手続き等は、ドバイ領事館のページを御覧ください。
リンク:https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa_visit.html